


観念化されたイメージからの脱却
作家の制作過程における 精神の浄化との同化
我々現代社会は、多様な情報で溢れかえり、それをいかに合理的に処理していくかというシステムの中で生きていて、感じる機会を失いつつあります。
美しいと思われる風景を見たとき、人は何に感動しているのでしょうか?
作品との対話で、どのような風景に出会えるのでしょうか?
『EVOLVING』という主題は、現代美術家 金子透が1992年にアートディレクトした展覧会の名称です。
展開して深く掘り下げるという現代美術の基本的姿勢を実践する意味での命名であり、これは現在の金子の姿勢でもあります。
本展について金子は次のように語ります。「2000年からの個展ESPACEシリーズで、私は一人の偉大な芸術家との出会いを機に、
深く掘り下げる姿勢を更に強めました。私はこの意志を受け継いだアーティスト達と『omnis』というグループを立ち上げ、かつての意味を込めるため、
我々の展覧会を『EVOLVING』としました。『イメージの解体 リアリティへの挑戦』、ここでのイメージとは観念化されたイメージのことで、言葉の外の表現こそが美術に貢献できると信じるが故の副題です。
リアリティとは鑑賞者の相対的な感じ方による結果です。いずれも観念的に理解して見るということではなく、美味しい、暖かい、などを感じることと同様に、
作者の精神の浄化の結果としての作品に同調し、新しい体験をして頂ければ幸いです。」
2022年に続く6回目となる本展覧会では、新作を含むドローイング・ぺインティング約30点を展示いたします。是非ご高覧ください。
Art Director / Artist
Toru Kaneko
Artists
Nobuyoshi Fukushima
Ai Morikawa
Tomona Konita
Yuki Sato
Natsuki Takeuchi
Miwa Fujimoto
Miki Sugiyama
Yuki Nonaka
Mai Muragishi
Masanori Hoshino
Press Release
Download (PDF)Information
omnis「EVOLVING イメージの解体 リアリティへの挑戦」
会期:2023.3.20 mon - 3.27 mon
場所:渋谷ヒカリエ8階 8/CUBE
時間:11:00 - 20:00 (最終日は19:00まで)
料金:入場無料
主催:omnis, アールエイアーツ株式会社